私はかつて金と自己顕示欲と名誉欲を満たすためにYouTubeをやっていた。
しかし現在はチャンネルは休止中である。せっかく獲得した登録者もうなぎ下りで減少中だ。YouTubeは辛すぎた。
今回はYouTubeを始めようとしている方々へ現実を突きつける。これを読んで少しでも時間を無駄にする人が減ることを願うばかりだ。
数字が伸びない
再生数が伸びません。本当に伸びません。一桁再生数は当たり前。一時的にバズったとしてもすぐに勢いは止まってしまう。チャンネル登録者が100人に到達するまではマジで再生されないです。誰も見てくれません。動画を作る気力を失います。
またチャンネル登録者も全然増えません。バズってやっと数人登録してもらえるのです。私の感覚だと200再生につき、1人登録してくれるかしてくれないかぐらいでした。
収益化なんてのは夢のまた夢です。登録者1000人？再生時間4000時間？無理に決まってんだろ！
ですから最低1年は自分に期待せずにとにかく愚直に継続をしましょう。1年やってから継続するか辞めるかを考えましょう。3ヶ月程度では必要なデータも揃いませんからね。
やりたいことと需要のギャップ
やりたいことをやってたくさん見てもらうのが一番いいが、現実はそうもいかず、数字欲しさにやりたくもないことをやらなければならないのです。ショート動画とかね。テ〇ックトックが嫌だから横動画のYouTubeやってんのに、時代は縦動画ですよ！なんて露骨にYouTubeはんに言われたらガックリですわ。いくら反抗したところで埒が明かないので時代の波に乗らなければならないのです。
また私は批判を恐れて言いたいことも言えなくなってしまった。「この内容は賛否両論、いや否否否ッ否かもしれないなぁ」というように過激な動画（政治批判とかね）を段々数字欲しさに作っていたのでなかなか投稿しにくかった。本当にやりたいのは社会風刺なのに！
またネタ動画・一人コント動画も量産していたがシュールすぎて（戒め：シュールを盾に笑いから逃げるな）分かりにくい所を分かりやすくしなければならないという苦悩もあった。
いつしか数字のために本当に作りたいどうがの大事なエッセンス部分をプールほどの水で希釈するが如く薄っぺらい内容の動画を作っている自分がいた。作家タイプの人間は余計苦しむのがYouTubeなのである。
人間というのは欲求のためにはどんどんエスカレートしていく生き物で、大食いがバズればカメラの前で食っては裏で吐き、自分の子供でバズれば人権無視の動画を投稿するようになるのが世の常かもしれない。
情報発信の媒体はYouTubeだけにあらず。いろんな媒体に挑戦して自分に合ったプラットフォームで情報発信すればいいだけのことです。それに本当にやりたいことなら数字や結果を追わずにひたすらやればいいと思います。やりたいことを世間体を気にしてやれなくなったら多分それは本当にやりたいことではなく、やりたいことを利用してほかの何かを手に入れたいだけだと思います。お金とかね。
モチベを保つのが難しい
沢山のいいねや再生数、コメント、はては収益化ができていればモチベも保ちやすいが最初にあった頃のはモチベはない。自分の限界が見えてくると次第に最初の謎の自信や無根拠なモチベーションは消えていく。結局今のYouTuberは自己顕示欲か金なのであると私は思う。YouTubeを創設した人間たちの誰かが求めている動画をシェアしようという理念のみで動いている投稿者なんているのか？
私の初期の頃のモチベといいうのは頭の中にあるアイデアを他人にパクられる前に世に出そうという研究者思考だけだった。次第に金欲しさでしかやらなくなってしまったのが敗因だ。ただひたすらクソ動画を量産してあげるだけ。誰も見るわけがないのである。
低評価
低評価が怖い。低評価が嫌だから安パイな誰も何も否定しないような毒にも薬にもならない動画ばかり作るようになる。
高評価率が90％を下回ると非常に不安になった。そんなに「低評価つけるか？普通」っていう動画が低評価率が高評価率を上回った時は動悸が止まらなかった。
低評価は病む。
コメント
もちろんアンチコメントはめちゃくちゃストレスで腹立たしいが、特に私が嫌だったのは日本人であろう人間の本当に日本語が拙いコメントである。日本語で書いてあるのに理解できない文章が一定数あるのだ。コメント返しを必ずしていた私としては非常にそういうコメント類は困るのである。
また有難迷惑なアドバイスも嫌だった。別にアドバイスは求めていないのにもかかわらず、持論を長々と展開されるのは辟易する。そういうのは大体上から目線であり、提案された内容は十中八九既に検討済みであり却下された内容なのだ。それでもコメントで喧嘩はしないように心掛けていた。それとあんまりひどいコメントはブロックしていました。
登録者が減る
登録者が減るとめっちゃ落ち込む。自分のやっていることが、方向性が間違っていると感じてしまった。質の悪い動画や毛色の違う動画を出すと途端に登録者が減りますからね。なのでチャンネルの方向性はぶれないほうがいいっぽいです。
YouTubeありきの生活
常にネタになりそうなことはないかとアンテナを張って生活し、企画を書いて撮影して編集して投稿する毎日。YouTube以外のことができなくなる。金と自己顕示欲と名誉欲を満たしたいだけで別に発信したいことがあったわけではないので非常にきつかった。
私はYouTubeに骨をうずめることは出来なかった。
おわりに
どうでしたか？YouTube始めようとしていたけれど、やっぱりやめようと思いましたか？
「いや、私はそれでもやるんだ！」という方はユーチューバーに向いているので是非やってみてください。
それでも私は言いたい。
YouTubeは見るに限る！
それでもやりたいという人にはこの本をお勧めします。YouTubeの本はこれだけ買っとけばいいですわ。
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