今日は仕事が休み。朝は図書館へ行き、昼はボクシングジムへ行き、夕方はさてどうするかと考えたところここは癒しを求めてマッサージを受けに行った。
前回、タイ古式マッサージを受けてきたときにリンパマッサージを勧められた上にお得な割引キャンペーンをやっていたので迷わずにリンパマッサージを選択した。
店舗につきいざ施術室へ入ると担当の方から「紙パンツを履いてください」と言われた。
私はマッサージルールには疎いので、パンツの上から履くのかと思った。
だってじかに履いたら透けそうだもん!
勝手がわからないので思わず担当者に「紙パンツって下着を脱いで履くんですよね?」と尋ねる。
「そうです!」と返事が来る。
分からないことがあったら遠慮なく聞ける人間で助かった。
さて、紙パンツ一丁になってうつぶせで台に寝る。
多分オイルを背中に塗られて、リンパマッサージスタート!
何か知らんけど、紙パンツを4分の1めくられ、半ケツならぬクオーターケツ状態になっていた気がする。
最初はオイルの滑り心地に気持ちよさを感じていた。
「ふむふむ、どこがバリ式かはよく分かんネエけど、癒しの時間だぞこりゃ」
完全に油断していた。その時だった。
施術師が体重をかけて背中を指圧する。
ゴリッと肉がこすれるような音が体内で鳴った。
私は思わず「ヴィエ(正確な表現が日本語では出来ません。悪しからず)」と声を漏らした。
「痛かったら言ってください」という担当者の心配を私は負けたくないという謎の対抗心で「大丈夫です~」と余裕しゃくしゃくを演じて耐えた。
しかし、痛いものは痛い。
最初の優しい滑り心地のいいマッサージはどこへ行ったのか?リンパを刺激しているのだろう。ゴリゴリと痛い所を突く指圧が続く。
背中や肩甲骨周りをゴリゴリとやられ、癒しの時間が一瞬で耐える時間へと変わった。
続いて脚。
ちょうどいい強さのマッサージが続き、やっとこれから気持ちのいい時間が訪れる!
はずがないのである。
これはバリ式リンパマッサージなのだから。
足の裏の指圧に入った時今日一番の痛みが走った。
もう体内とかじゃなくて、120デシベルぐらい音が出てるんじゃないかというぐらいにゴリゴリッ!という音が聞こえた。しかし音というのは痛覚よりも遅いようだ。私はその音が耳に届く前に足の裏に強烈な痛みを感じ、時間差で恐怖の旋律が耳に鳴り響く。
痛さのあまり反対の脚の指を閉じたり開いたりして乗り切ろうとするが、相当凝っているのかリンパが悪いのか、集中的に担当者はゴリゴリと攻めてくる。
一番怖いのは私の脚はまだもう一本残っていることだった。
両足地獄に耐えた後は仰向けになって、鎖骨の周りや首をまた指圧される。
これももちろん痛かったが、もう筋肉に力を込めて痛みを逃がそうとする抵抗もする力はなかった。
なすがままにゴリゴリやられる。
施術の60分が経った。
私の体は相当お疲れのようで180分コースなどを紹介された。死んでまうわ!
施術後に出された謎のお茶だけが私の体に優しかった。
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