短所など放っておけ!長所を伸ばせ!!

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思想・哲学

諸君には長所や短所はあるだろうか?

「私には短所も長所もない!」なんて人はまずいないだろう。誰もが多かれすくなかれとてつもない量の短所に床に落ちた細かな砂の粒”真砂”ほどの長所があると思うのだ。真砂といえばストリップ劇場まさご座!そんな劇場にまつわる記事を是非読んでください!(ただの誘導)

そんな話はさておき、人間というのは短所は欲しがらず長所ばかりを欲する。それは自然なことでいいことだ。しかし、皆が皆長所ばかりで短所を持ち合わせていなかったら、いわば出木杉くんのような人間ばかりが世に溢れていたらそれはそれでつまらない社会だと思うがどうだろうか?それに短所があるから長所が映える。長所だらけだったらギャップ萌えもありゃしないし、長所ばかりの人間はなんかとっつきにくいというかいけ好かないというか(ただの偏見)。人間短所が沢山あってちょっぴりの長所があった方が親しみやすいし、十分魅力的だと思うのだがどうだろう?

「そんな哲学の話を読みに来たわけじゃないんだよ、このタコ!」とか平気で言っちゃうようなリアリストの方にはちゃんと持論を展開していきますわ。

さて、短所を克服しようとするのには時間がかるし、普通に難しい、ダルい。克服するというのがどれほどのレベルのことを指すのかも曖昧だし、せっかく頑張っても平均レベルにしかならないのがオチってもんよ。そしてなにより短所を長所に伸ばす過程は楽しくないのである。

例を挙げてみよう。左利きの人がそれを短所だと考え右利きに直そうとしよう。当然左利きの人がいきなり右も使えるようになるわけもなく、お箸やペンなどを右手で使おうと思うとそれはかなりの時間を要する。それに難しく楽しくもない。そしてそれなりに使えるようになっても右利きよりも上手に自然に楽に使えるようになるとも思えない。この例え微妙だな…

もう一つ例を上げよう。我々日本人が英語ができないことを短所だと思って勉強するとしよう。英語習得には莫大な時間がかかり、難易度も高く、楽しくなくて学習を辞めてしまう人も多いはずだ(これは人によりますが)。そして母語よりも上手に操れることもないだろう。いやこれも微妙な例えだ…

まあ要するに短所を伸ばしてある程度一定のレベルになっても(克服をしても)長所にはなりにくいのだ。なので短所は放っておいて、長所をさらに伸ばしていこうというのがこの記事の趣旨であーる。

もちろん短所をそれなりのレベルまで引き上げる、克服することを否定はしない。社会では克服しないと絶望的状況に陥るような短所もあるのだから(遅刻癖とか)。また給料を上げたり昇進したりするためにはやはり短所を減らしていくことも重要になってくる悲しい現実がある。

反対に、長所を伸ばすことは個を尊重する現代社会において重要なアイデンティティとなり、色々なシーンで有利に働く。長所を伸ばせば伸ばすだけ現実的な話、食っていける。

ニッポンの学校教育は平均点をまんべんなくとれる普遍的に平凡な人間を量産する矯正施設の様なものであると私は解釈している。なので長所はないがしろにされ短所を徹底的に鍛えられる。そしていつしか何の特徴もない平均的な日本人が出来上がっていくのだ。そして社会に出れば個性を求められる。なんとも残酷な国である。そして我々現代人は今、努力もせず生来持って生まれた稀有なもの(マイノリティ、レア、アンコモンともいう)を”いい意味での”個性と呼び始めるようになり、それで飯を食うものも現れた。誰がとは言わないが…

話を戻すが、短所を平均点レベルにするぐらいなら長所で120点を取りに行った方がいい。

別に120点取れなくても、80点以上の長所を組み合わせれば立派な代替できない長所になるはずだ。

私の短所は一般的なフルタイム勤務の正社員として働けないことだ。だがそれをカバーするために誠実性、愛嬌、フットワークの軽さ等70~80点レベルの長所を生かして、色んな人からお仕事をもらってぬくぬくと生きている。

そんなわけで諸君には長所を伸ばしに伸ばしまくって代替不可能な人間になってほしいと思う。

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