このままではいけないと思った週3フリーター

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日記

「このままではいけない」

私はパート先で手持ち無沙汰なためにただ座って流れゆく秒針を見つめながらふとそう思ったのだった。

ただっ座っているだけでも時給が発生する。多くの人間はそれを得と心得ているだろう。しかし、私は違う。命をタダ金に換金しているだけであるその行為は、何もしていないニート時代のぐうたら生活よりかは幾分にもマシだが、私にとっては生産性が限りなく低く、無駄にも近い時間に思えた。なぜならその時間はなんらスキルが身に着かなければ、誰かに話すような話のタネにもならないからだ。

齢、20とX歳。アラサーと呼ばれる年だ。同世代の友人はそれなりに経験を積んでそれなりのポジションを与えられている年齢だ。しかし、私には何もない。ボロボロの職歴、履歴書に書けば誰もが見逃さずにはいられない短期離職の嵐。それとちょっとしたタイピングスキル程度しか持ち合わせていないのである。自動車の運転すら怖くてできない。ペーパードライバーという一番価値のない人材。だったらいっそ無免許の方が往生際がいい。

本当にやることがないので私は1時間を数えてみることにした。5分を過ぎたあたりでゆるやかにだが確実に死へ突き進んでいるのを実感してむなしくてやめた。

大きな鏡の洗面台の前で上司の目を盗んでシャドーボクシングをしてみる。うん、楽しい。自然とダッキングのキレが増す。少し汗ばんできたところで、上司がこっちにやってきたのでやめた。だが、しばらく話し込んだ後上司はなんら仕事の指示をせずまた事務所にこもる。再び私は暇になりシャドーをしようと思ったが、やめた。もっと生産的な、ここでいう生産的というのは直接金にもなる何かを生み出すことを言う、何かを生み出したいと思った。

ブログの記事でも考えることにしてみた。タイトルは「俺の人生これでいいのか?パート2」

「¥アラサーにもなって介護施設でパート、しかも週3日しか働いていない。そこでやることといえば掃除、洗濯、簡単な調理など、主婦の家事と何ら変わらない。少し介護的なことをやるとしても、特別スキルが身に着くとも思えない。この先どうしようかと考える隙も与えないほどに忙しくあればいいのだが、考える時間が有り余っているので、この先どうしようかと考える時間も少なくはない。」

うん、何の面白みのないただの日記。これぞブログといった内容。くたばれアフィリエイトブログという感じだろうか。ただ考えたところで正社員になる気もさらさらないので、「どうしようもねえな自分」と今日もストリップ劇場の香盤表をスマホでチラ見する。

本業に力を入れるべきか、副業にもっと精を出すべきか。退勤後の疲れた体では溶けていくアイスをかじることしかできず、睡魔と夏のけだるさによりIQは射精前の獣程度しかなくなり、何も考えられなくなる。

LINEが入った。副業先のクライアントからだ。どうやらもらえる仕事が減って、収入も減るようだ。あゝ、ひたすらに低単価で努めた結果ががこれか。恩をあだで返されるとは。信じられるのは株式会社だと強く思った。個人から仕事を受けるべきではないよ、君。基本あいつらはワーカーを舐めてるからね。

さあ、どうしようか来月。シフトを増やしても貰うか。うーん、できるだけパート先には居たくないのだよなぁ。

私は今日も駄文を撃つ。見えない仲間に向けて。

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