まさご座レビュー「ルーキーの私とベテランの舞姫たち」の巻

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ストリップ

※走り書きです悪しからず。

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プロローグ

私は最近、もっぱら平日に劇場へ行くことが多い。もちろん大勢のお客さんで溢れた熱気と欲望、エネルギーが漂うのあの空間も好きだが、やはり過剰にエネルギーを吸ったり大勢の人がいる場所では人疲れしやすいので、落ち着いた平日を狙っていくのが最近のマイベストだ。

先週DX東寺へ行ったばかりなのに早くもストリップへの禁断症状が出てきた。給料日によって補充された私の財布の中の福沢諭吉大先生がストリップをすゝめるものだから、ノリノリ気分で私はすぐにまさご座へと向かった。

流石に土曜日なので混んでいると思ったが、やっぱり12時前、結構お客さんが並んでいた。
前の方に座れるかな〜どうかな〜と思っていたらなんと!かぶり席が空いているではないか!
迷わずかぶりに座る。初のかぶり席。盆との距離が近い!これがかぶりか〜とワクワクしながらコンビニのアメリケンドッグを頬張る。かぶり席ルーキーの私にとってはどこか落ち着かない。

そして、ショーが始まった!

舞姫の感想

ここからは5人の踊り子さんたちの感想を順に書いていきます。

御幸奈々さん
以前もまさご座で一度見たことがある。その踊りのすごさが記憶に残っていた。
体が柔らかい、脚が上がる上がる!そしてなによりも凄いのが踊りのキレとスピードだ。今回特にキレッキレで「凄い」という言葉が陳腐に思えるほどの凄まじさでる。見た人は分かると思うが恐ろしく踊りが、フリが速いのだ。どうしたらあんなに安定して速く動けるのか?息は切れないのか?と疑問を抱きながらその流れるような舞に見惚れてあっという間に時が過ぎる。

もちろん消費カロリーはエグいだろうが、終始笑顔で疲れ知らずな奈々さん。だが盆に近づいた時に大量の汗が見えた。女神のしずく。それがそれでまた色っぽい。楽しいアップテンポなダンスとは裏腹に盆では妖艶に魅せる。もうあまりの凄さにチップを渡したよね~。

新井見枝香さん
初めましての見枝香さん。
とびっきりのアイドル演目でアイドル全開に踊りでスタート。アイドルしていると言うよりはアイドルを夢見る女の子という感じのストーリー性を思わせる演目。はっちゃけ具合が楽しい。サイリウムってやっぱりステージに合うね。

そして2回目の電マ売りの少女(勝手にそう呼んでる)の演目もストーリーが面白く、電マでお客さんに絡むのも面白かった。その滑稽さに劇場に笑顔があふれる。
「ラブホ清掃ってそんな時給いいんだ」という嘘か本当かわからない情報を真に受けてしまったよ(笑)。

ダンスというより一人芝居ミュージカルのようでこれまた面白かった。

愛野いづみさん
こちらも初めましてのお方。
なんといっても曲数が多い(気がした)のでなんかお得感を感じる。凄くいづみさんの好きな世代というか時代を感じ取れる選曲。音楽も途切れずうまく編集で繋いでいるのだろう、音の継ぎ目が分からないのでシームレスな舞が続く。その流れるような演目に意識に途切れがなくて気持ちいい。

また1回目の最初の方はコミックソング的な選曲だったのでそういうのを得意とする方かと思ったらテンション上がる系の音楽へシフトチェンジ。どうやら前の曲にちなんだ歌手で連想ゲームをしているような選曲?なのかなぁ。期待をいい意味で裏切られました。
この人は連続性を大事にするんだなぁとか勝手に思ったり(見当違いだったらごめんなさい(;^ω^))

とにかく踊りで表現する人なんだと思った。盆であおむけになってこちらに回ってきたときに目が合ってすごく蛇に睨まれた蛙のように私は彼女の瞳を凝視していました。こういう時見つめられたらどうしたらいいのでしょうか?

虹歩さん
こちらも初めまして。
いきなり私の好きな曲で始まり全曲全て好きだと思わせる曲で最高だった。踊り子トメハネ(書道なら師範レベルは軽く超えているだろう)がしっかり丁寧で、素人目でもレベルの高さがわかる。
決して変化球は投げない基本に忠実なオーソドックス構成にして至高という勝手なイメージをもった。

とにかくダンスの安定感とフリの興味深さで引き込まれた。しっとりとした?演目からの開放感のある演目へのカタルシスを感じさせる。

2回目のミディアムショートっていうんでうすかね?銀色の髪型がすごく似合っていて良きでした。
そして財布のひもが緩みおもわずポラをおかわりしちゃいました。

翔田真央さん
実は人生で初めてみた踊り子さんが翔田さんなのである。
久しぶりに見るとやっぱり素敵でした。彼女も挑戦的な演目よりも何より基本に忠実かつ最強。
例えるなら井上尚弥ですよ。それに加えて彼女独特のパフォーマンスもあってさらに良き。

1回目のツインテールっぽい髪型と和服がちょー可愛い。赤の髪結びでお客さんに○○するお客さんとの絡みも胸キュンする演出でたまらない!その姿、演目の世界観、まるで大林宣彦映画だと思った。

最後のけん玉も成功!お見事でしたー!!

よもやま話

初のかぶり席の感想は近い!に尽きる。そのあまりの近さに普段の2列目がHD画質だとするなら、かぶりは4Kいや8K画質といっても差し支えのないくっきり感!「見える見えるぞ!」と感動。

踊り子さんが寝転がって盆が回ると舞姫たちの顔が近い!手足が触れてしまう!それとなんかいい匂いがする!?!?などと興奮とプチパニックが止まらなかった。同じ料金で令和の時代にこんな遊戯があっていいものだろうか?「地球に生まれてよかったーー!!」と織田裕二よりも絶対に強く思った次第である。織田さんストリップに来ないか?

週末に行ったので人が多かった。だから拍手の音も大きいし一体感が合って気持ちのいい空間だった。それとタンバリンさんとリボンさんの数が多い!いつもはそれぞれ1人しか見たことなかったが2人以上いた気がする。タンバリンさんの音につられてみんな拍手をするし、リボンさんのおかげでステージが一層豪華になっていた。みんなで作る空間って感じがした。

ポラの回収から戻ると隣におじさんが座ってきた。話によると30年ぶりのストリップだとか。色々と昔の思い出や劇場、昔の過激なショーについてお話を聞けた。私もポラのシステムなど最新のストリップ情報を初心者なりに提供できた。普段は人見知りするが話しかけられると意外と話せるものである。おじさんのべしゃりがうまかった。こういう交流も楽しい。Twitterのフォロワーさんやブログの読者さんにお会いしたら話をしてみたいな~と思ったり。でもすごい人見知りします、私(笑)

ふとマスクを下げた時に気づいたのが、いい匂いがすることだ。恐らく踊り子さんの香水の匂いだろう。コロナ禍のマスク生活では気づくことができなかったであろうこの発見。
踊り子さんに素顔を見られるのがちょっぴり恥ずかしいが(マスク生活に慣れ過ぎたせいで)今度からは観劇中はマスクを外してみようかなとも思う。(まさご座ってマスク外してOKでしたっけ?)

以上観劇感想でした~、それではまた。

2024年5月25日の記録

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