初上陸!渋谷道頓堀劇場レポ&外国人の通訳を務めた話/2024.6結

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ストリップ
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劇場まで

目が覚めるとそこはまだ暗闇だった。

時刻は朝の3時30分。ストファンの朝は早い。遠足前のような興奮で眠れないからだと察する。

今回目指すのは渋谷道頓堀劇場。給料が入り気が大きくなった勢いで東京に乗り込もうという算段だ。しかし、計算したらやっぱり月の半ばで金欠必至なので行きは高速バス、帰りは翌日の仕事に間に合うように新幹線という貧乏弾丸旅である。否!!これは断じて観光旅行ではない。これはフィールドワークなのである。今日は遊びじゃない。しっかり道劇を調査したいと思う。それと余談だが「翌日は8時30から普通に8時間労働+引っ越しのバイトなのだぞ!大丈夫か!?俺」と少々不安なスケジュールであった。

さて、今回のお目当ては前回DX東寺でお会いした友坂麗さん。そしてずっとTwitterで気になっていた北原あやのさんである。どんな演目が見られるのか楽しみィ!

朝6時30分に家を出た。高速バスに揺られて新宿を目指す。バスってなにもやることなくて暇ですよね~。ブログ書こうにも文字を見ると酔っちゃって何もできず。おすすめの時間つぶしがあったら教えてください!

13時過ぎにバスタ新宿へ到着ゥ。しかしここからが大変であった。調べると新宿駅から渋谷駅へ行ける電車が何種類もある。どれに乗ればいいのやら。山手線に乗ろうと思ったが、山手線ってどこ?状態で20分ぐらい山手線を探していた。山崎まさよしが上京して駅でうろついているときに出来たのが「One more time, One more chance」なのでは?と勝手に推測する(多分絶対に違う)。そもそもJRなのね山手線って(超田舎もん丸出し)。ってか東京の電車安い!一円刻み!?と田舎もんはカルチャーショックを受ける。

スマホに頼って何とか渋谷駅に到着。地元の駅とはダンチなバカでかい駅。圧倒的人の数。どんだけ出口あんねん!もうここはダンジョン。無事にたどり着けるのか?

ここが渋谷道頓堀劇場だ!

改札を出てすぐ、ハチ公が目に入ったので撮ろうと思ったが、外国人が列をなして写真を撮っているのであきらめた。人のあまりの多さに辟易して東京観光など一切目もくれず、劇場に到着。

黄色のバカでかい看板だ!写真で見たことあるーーー!

入り口でタバコをふかすおっちゃんに挨拶をして、いざ入場。

どうやら、一回では食べ物や飲み物が売っているらしい。おっちゃんにチケットをもぎってもらって、地下へ行くように言われる。え!?地下なの?とちょっと~わくわくするじゃないのさ。

劇場内の第一印象は「距離が近い!」であった。まさご座やDX東寺と比較すると明らかに密集した狭さ、まるで小劇場の小屋のような空間が内へ内へと収斂していく感覚がある。小さい空間なので音響も最初は脳にダイレクトに響いてびっくりした。かぶりと盆が距離的にも目線的にも近すぎるがとてもグッドな劇場です。盆はもちろん回るし、なんと上に上がるではありませんか!さすが渋谷さすが東京といったところでしょうか。

道劇&踊り子さんレビュー

2回目から参戦。かぶり席に座れました。やっぱり平日はいいなぁ。以下踊り子さんレビュー。

神崎雪乃さん

つい今月まさご座でお会いして以来。演目は以前お見かけしたヒップホップ?な演目。不思議に感じたのはまさご座の広いステージよりも狭い道劇のステージで見た踊りの方が生き生きとしているというか、道劇のステージを全体を目一杯使っているのでまさご座で見たときよりも演目が進化しているように感じました。やはり劇場によっても演目の見え方に違いが出てくるんですね~。面白い。道劇の狭いステージで地の利を得たというか、まるで水を得た魚の様に楽しく踊る雪乃さんを見て思わずポラ撮ってしまいました~。

北原あやのさん

今回初めましてのあやのさん。恐らくデビュー作?の演目にて、最初はアイドルというかプリンセスのような曲で始まり、その路線の演目かなと思いきや徐々にセクシーな踊りになっていき、最後はめちゃくちゃエロくて最高でした。終始笑顔を振りまくあやのさん。きりっとした美人顔に笑顔が映えます。目尻のキラキラしたラメ?も素敵でしたね。彼女はキレのあるダンスはもとい、メッセージ性のある曲に乗せて感情やメッセージを表現し伝える踊りが特に得意な踊り子さんかもと見ていて感じました。

友坂麗さん

東寺以来の麗さん。さすがのしなやかな踊りと観客を惹きつける目の誘い。彼女に見られるとドキッとして固まってしまいます。

私が2回目に見た演目は私的には解釈が難しくてうまくテーマを理解できませんでした。悔しい。ポラの時に演目のテーマとかを聞けばよかったと後悔。ですが、頭にはふと「慈」という感じが思い浮かんだ演目でした。

それとかぶりに座っていたのですが、麗さんが超近くまで迫ってきました!近すぎてもう当たりそうでした。接触してしまったら絶対にいけないと思い私は石のように固まっていました。鼻孔を突き抜けるいい匂いがしましたね。

20周年おめでとうございます!なんかDVD貰っちゃった~。また見ますね!

JUNさん

彼女も初めまして。とても楽しそうに踊るJUNさん。見ていてとっても楽しいです。感想はうまく表現できませんが、なんといってもふと頭に浮かんだのは「舞姫」のエリスです。彼女は大人になったエリスでした。OPショーがとっても楽しい。サービスでいっぱい見せてもらいましたよ~。けん玉もお見事!やっぱりOPは明るく楽しいのが私は好きですね~。

Kuuさん

彼女もお初ですね。体のどこの筋肉を動かしたらそんな動きが出来るんだ?インナーマッスルですか?っていうぐらいに体のあちこちを器用に動かして踊る様は見ていて人体学?解剖学?的に見ても面白かったです。選曲もどれも素敵でノリノリになれましたよ~。さすがトリを務める人はダンスがべらぼうに上手ですね。まさに圧巻の踊りでした!

OPの腕の体操コーナー(勝手にそう呼ばせてもらいます)で二の腕シェイプアップができて楽しかったです(笑)

外国人と意気投合!?

さて、踊り子さんの感想をもっと書きたいが、実は今回はあまりメモを取れていないので書けない。それはある一人のアジア人旅行者との出会いによるものだった。

私がポラを撮り終わった後に席へ戻ると肩を叩かれた。アジア系外国人に英語で「写真はいくら?」と聞かれて「500 yen」と答える私。どうやらKuuさんの写真が撮りたいようだ。色々拙い英語で説明したが、ポラのシステムを英語に翻訳するのがむムズすぎる。もう埒があかないので「私が通訳しよう」と一緒について行ってポラを撮ってもらった。彼は引換券をもらい15〜20分したら完成することもなんとか伝え一緒に写真を受付へ取りに行くことにした。

2回目のステージが終わり、休憩時間に彼とは色々と話をした。

どうやらインドネシアから観光に来ていた。

彼は友人に道劇の情報をもらってここへ訪ねてきたようだ。最初は黄色と赤の看板を見て日本のマクドナルドか?と思ったらしい。

なぜか隣に座っていた女性も交えて非ネイティブ同士で英語で会話する。上機嫌な兄貴。私も観劇のメモを書く暇もなく、お互いの自己紹介からアニキにストリップのシステムやカルチャーについて必死に説明する。劇場でのお客さん同士の交流も楽しいな~感じながらやはりつたない英語ではなかなか思うように伝わらないがそこは笑顔で乗り切った。

兄貴とはいろんな話をした。「なんでおじいさん層が多いのか?」という質問に「年を取るとアソコの元気がねぇ?」とジョークを言ったら爆笑していた。他にも「何で若いキミは来ているんだ?風俗へは行かないのか?」と尋ねられ、答えに少し窮したが、一応ダンス見るのが好きだったり、踊り子さんとのコミュニケーションが好きだと伝えた。英語のパンフレットの「ストリップはポルノではない、エロティカだ」という一文を見て納得していた。私の英語の解釈では彼のジャカルタではストリップ劇場ような場所はアングラのアングラで一般的には知られていないシークレットなスポットらしい。

3回目のステージが始まった。音楽に乗って手拍子もしてノリノリの兄貴は楽しそう。

その後完成してたであろうポラを一緒に引き換えに行った。彼は「お土産だ」と言っていた。

彼はどうやら19時には出て空港へ向かわなければならない。しかし、3回目のステージで北原あやのさんの写真を撮ってサインをお願いしたのだ。「おいおい、絶対に間に合わないぞ。回収どうすんだ?」と内心思ったので必死に通訳しようとするも、ポラの預かりと回収のシステムを説明するのがむず過ぎた。のちに回収に間に合わないことを伝えると彼は少し落胆して「しょうがないさ、友よ」と帰ろうとする(外国人の友達認定のその軽さよ)。

「兄貴、一肌脱ぎますぜ」

と言わんばかりに、私はなんとかしてあげたいと思い、テケツ?のお姉さんに「こちらの外国の方がどうやら北原あやのさんのポラを取ったのですが引換券ではなくサインを頼んでしまって。彼はもう行かなければならないのですが…」そう伝えると受付のお姉さんはなんとあやのさんに聞いてくれることに。そしてなんとあやのさんの粋な計らいで、サインの入ったポラを受け取れた兄貴。チップも彼女に渡せてご満悦。兄貴は私たちに精一杯の感謝を述べて、私と熱い握手を交わし、道劇を旅立って行った。いい思い出になるといいなぁと思いつつ、慌てて場内に戻ると友坂麗さんのOPショーが始まっていた。ごめんなさい麗さん!こういう事情があったんです!許してください!!

北原あやのさん、谷道頓堀劇場さん、融通を聞かせていただきありがとうございます。兄貴の代わりに感謝をここに記します。

英語を専攻していて初めて役に立ちましたよ。つたない英語でも何度も聞き返し、パッションで言葉を交わせば意外と伝わるものです。あとスケベ心は万国共通。

おわりに

夜になると劇場もゆったりと余裕ができてかぶりにも余裕で座れるほどだった。平日の観劇はやっぱりいなぁと思って外に出ると帰りの道中人がごった返していて、やっぱり東京は好かないと思った。品川から名古屋へ帰る。立ち食いそば屋は閉まっていた。また来よう。今度は宇佐美なつさんの周年を見に。

2024年6月27日渋谷道頓堀劇場

コメント

  1. mayu_k より:

    麗さんお目当て京都ぶりの渋谷のスケジュールが私と一緒でシンパシー感じました。
    私もこの6結が初めての渋谷だったのですがいいですよね。あのパンフレットの一文。
    ショーを見るだけでなくポラやら踊り子さんとのご挨拶もストリップの楽しみだと思うので言語が堪能で外国のお客さんの手助けできるのは本当に素敵なことだと思いました。

    • jikkablog より:

      コメントありがとうございます!
      これから外国人観光客さんの一助になれるように英語から勉強しようと思いました(笑)

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