【さようなら大千秋楽公演】最初で最後のライブシアター栗橋!! 魂の観劇レポ真夏の大冒険を添えて

※ただの長い殴り書きな上に今回踊り子さんのレビューはボロボロですが悪しからず。

それは確か6月のことだった。格式ばったリコールCMの様なフォントの文字画像がTwitterのタイムラインに流れてきた。そこには「ライブシアター栗橋閉館」の文字が記されていた。

私は栗橋には一度も行ったことがない。しかし、ストリップブロガーとして（某掲示板ではニワカファンだのニワカブロガーだの叩かれているが…）閉館前に行かないという選択肢はない。我が名古屋圏から埼玉県への遠征は過酷を極めることをその時から想像していた。

しかし、行かねばならぬ。ずっと恐れていた東京は渋谷、道頓堀劇場へも何回か通えるようになり。遠征への恐怖心は和らいでいた。しかし、未開の地、埼玉。栗橋劇場の周りをマップで見ると交通の便も良いとは言えない。閉館の報を受けた直後はすでに自信喪失・意気消沈といった具合に行くのを諦めかけていた。

しかし、そんな背中を押したのは復活する蟹江りんさんの存在である。彼女は私が初めてストリップ劇場まさご座へ行った時の香盤にいたのだ。彼女の美貌、踊り、接客、人柄に惹かれていつの日か会えることを待ちわびていた。それが栗橋になろうとは。これは行かなければならぬ。

私は行くことを決心した。その時、7月。

さて、どう行くべきか悩んだ。車は選択肢から捨てているので公共交通機関しかない。高速バスで東京まで行きそこから在来線で栗橋駅まで行くのが最適解だと思った。ただ栗橋駅に着いてから問題だった。徒歩にして30分、劇場までの距離である。この猛暑で土地勘もない場所を30分歩くのはギャンブル過ぎる。しかし、どうせの長旅だ。試練があった方がいいじゃないか。迷ったときは辛い方を選べという誰かの言葉を信じて歩くことに決めた。

それは栗橋遠征まで1週間を切った所だった。某スト活仲間がなんと栗橋まで車で送ってくれるではないか！

自分の日頃の行いとすべての出会いに感謝である。

時は来た。8.19

時刻は19時50分頃だろうか。無理を言って最寄りのコンビニまでスト活仲間に迎えに来てもらい栗橋へGO

普通に8時間勤務(しかも仕事内容がしんどい曜日)の後に寝心地のいいドライブをしたらそりゃまともに起きていられない。

意識が何十回は飛んでいただろう。高速でガンガンに飛ばす同行者をよそに寝落ちをかます。粋な話もできずに本当に申し訳ない。途中窓を開けたり芸人の猥談ラジオを聞いたりしたが、寝るものは寝る。結局スト活仲間(と勝手に思っているTwitterのフォロワー)のスペースで会話することにより意識をこの世に保つ。

爆走ドライブすること5～6時間。ライブシアター栗橋へ到着ゥ！時刻は1時を過ぎた頃だったような。

早速場所取りをする。

前日のこの時刻で24番目ぐらいだった。みんな本気だ。

それから宿で爆睡かますはずが、栗橋に辿り着けたと言う事実だけでもう脳汁が出まくって眠れない。

翌朝

結局朝9時前に起きる予定が7時頃には起床してしまった。

栗橋へ到着。暑い。埼玉は暑い。『熱いぞ!猫ヶ谷!!』というガキの頃出演者の水着目的（エロ目的）見ていたドラマを思い出す。

ざっとお客さんは60～70人が外で今か今かと待っている。

いざ入場。さっそく開演前に合ポラを買う。エアコン・扇風機はフル稼働だろう。おかげでなんとか涼しい（が、直ぐ踊り子さんの体温と客の熱気でぬるーくなるのである）。立ち見客は大変そうだぜ。

なんとか3列目の席に座れましたよ。黄色い劇場の小屋の外観を裏切らないインテリア。目線と同じ高さのステージ・盆に加えて、客席には簡素なお椅子が並ぶ。足元はコンクリート。古き良き小劇場って感じ。こう言うのでいいんだよこう言うので。だってエロを見に来ているからね。

同行者と初めての外出というものをしました。時間をつぶすのに外出ってやっぱ一番いいのかもしれないと思ったり。

さて談笑してたらあっという間に時間が過ぎ、場内が人でごった返し気温もぬるーくなったとこで1回目スタート。

永瀬ゆらさんでスタート

演目名は存じ上げぬが、とんかつDJアゲ太郎があるならばこれはDJお好み花子と言ったところか？

お好み焼き≒DJの等式が成り立つ(見ればわかる)。脳が追いつく前にピンクのビキニへ衣装チェンジ。これがまたグーでございます。オイルを塗る振りつけがあるのですがゆらさんの汗がまるでオイルにようにテカっててまたエロい。

オナベはさらにエロいいでした。

続いて浅葱アゲハさん

エルフの演目。ポールを使ったやーつ。選曲と照明のおかげでめちゃくちゃかっこよかったです。結構天井が低かったんで大丈夫かなぁと心配でしたが普通にポールしてましたね（笑）。これぞこの道20年のプロ

3人目は御幸奈々さん

相変わらずキレキレでノンストップのハイカロリー消費ダンスが見事。滲み出る汗が美しい。

ここで私場内のCO2濃度の上昇により急に眠たくなる。YABA、めちゃ眠い。(ちなみに「ねむヤバイ」とメモしてあった)。

まるで目覚める時のおぼろげな夢の中にいるみたい。これがまたいい気持ち〜。しかしせっかく席に座らせていただいているので必死に眼をガン開いて起きる。

3人が踊ったところでトリプルポラタイム。人が多すぎてどこがポラの列かわからない。ごった返しだZE！野生の勘で最後尾を探り当てて並びました。

4人目は黒井ひとみさん

かつて踊り子だったママ？な演目。

母親の一瞬の輝き。主婦のもの悲しさを感じました。

なんかストリッパーの悲哀みたい哀愁みたいなものを勝手に想像してしまいました。

5人目はゆきなさん

風車を持ってひたすら正直に踊っておられました。自分の身のこなし、まさしく踊りひとつで場内を沸かせます。

ここで腰に早くも痛みが走る。同行者にクッション貸してもらったのに…

体の姿勢が悪いのか日頃の人生への姿勢が悪いのか知りませんが体が悲鳴を上げ始めました。

しかし、今日は驚異の7人香盤！まだまだ踊りは続きます。

イチモツ…ではなく一抹の不安を腰に抱えながら続いて私が待ち望んでいた蟹江りんさん

美しい！1年半ぶり？ぐらいに再開した蟹江さんはやっぱり美しい！！！ひたすらに！！！

これで見納めだなんて…メモを適当にして網膜に跡が残るほどに刮目しました。曲と衣装のおかげかなんか風流でしたね（感動の再開の割に感想薄いな俺)。

ここで頭がふわふわする。

毎朝飲む薬飲み忘れてたーーー！！

ポラタイムでは、私が「去年のまさご座以来、お会いできて嬉しいです！初めてミニったストリップで蟹江さんをお見かけしました」というようなことを伝えたら、「まさご座からようこそ！」と大変驚かれていました。また私がポラのポーズで「Mで！」とお願いすると「うふふ、そんな言葉も覚えたのね♡」と言葉攻めをしていただきました。感謝！

トリを務めますは小宮山せりなさん

トリに相応しい圧倒的な強者感(佇まいがね)と可愛さと踊りの実力。腹筋がやばい！バキバキ！井上尚弥か？！羨ましい！！

そして目が合っちゃいました。きゃわ！ドキ！（寝不足でメモが稚拙すぎる）

寝不足、薬の飲み忘れ、気温などから来る疲れをただの水分不足ということにして2Lのグリーンダカラちゃんをゴクゴクしてしのぐ。

2回目スタート。

ゆらさんは今度は着物で和傘を回す回す回すー！

着物の帯を客に持たせてクルクル回ってあれーっていうジャパニーズゲイシャがよくやるやつをやってました。

アゲハさん

かなり低空なエアリアル。コンパクトながらダイナミックです。

奈々さん

狭いステージを目一杯使って縦横無尽に駆け巡っていた…気がします。

腰が限界を迎え痛みがピークに達しましたが、なぜか心地よい眠気が襲います。痛いのか心地いいのかどっちだよって感じですわね。

奈々さんが終わったとこでテケツに写真を撮りに行きました。

どうやら結構番号がずれている様子でスタッフさんが大忙しでした。「俺だったらきっとこの仕事飛んでるな」ってぐらいとっても忙しいそうでした。劇場スタッフの皆様お疲れ様です。

ひとみさん

噂に聞いていたヤクルトレディ演目だ！

喉が渇いたからと言ってお客様の買ったヤクルトを飲む。そりゃ営業成績も最下位ですわな笑。

同行者がヤクルト買って飲まれてました笑。ストーリが面白くてスーツの衣装を脱ぐ流れが素晴らしい演目でした。オナベ？セクべ？が直接的でエロエロのエロでした。

ゆきなさん

温泉のロウリュで風が来た〜。2回目はみなさん結構遊び心がある演目を出しますねえ。

蟹さん

カニさんによるガチのマジック披露。

あんなに近くで見られているのにマジックをする度胸、感服です。マジでタネが分からんかった。

うさぎ姿のカニちゃんも可愛いでした。

もうこれで踊り子蟹江りん嬢を見納めだなんて…刻よ止まれ！と何度も心で念じながらカニさんを見ていました。

せりなさん

刀アクションマジすごいかっこいいし、ブンブン早くぶん回すし、マジですごいしか言葉が出ない。一気にファンになっちゃいました。曲と刀と衣装を見てると「デビルメイクライやん」と勝手に思ってました。回転力がえぐいっすね。

そんなこんなで、2回目が終わったところで翌日も朝からお仕事なので栗橋を出発。外に出ると雨。そして雷が特にすごい。

送迎車を待っていたんですがシステムもよく分からず、スタッフさんも大忙しそうだったので、旅の最後に歩いて栗橋駅まで行きましたよ。道中雷が光りまくって死ぬかと思った。ナビも民家の路地ばっか勧めてくるし。こんなところで死んで鞄からポラが遺留品として出てきたら家族に顔向けできないと思いながら必死で小走りで駅へ急ぎました。

なんとか無事に今日中に家に到着。長旅でした。

今回アテンドをしてくださった同行者のスト活仲間に最大の謝辞を送ります。それと栗橋の劇場スタッフ様、踊り子のみなさんへもとびっきりの感謝を。

そういえばマロンちゃんに会えなかった（泣）

みんなの心に永遠にライブシアター栗橋が居続けますように☆

おわり