2024年6月10日。まさご座の楽日を見終わり、感想をブログに書いていた夜のことである。
ふとTwitterを眺めていたら、ある格式ばった画像が流れてきた。
そこにはライブシアター栗橋が閉館する旨が書かれていた。
私は「閉館」の二文字におもわずぎょっとした。半分寝ぼけていたので夢だと思ってそのまま寝てしまった。
このブログを書いているのは現在朝の4時45分だ。昨日の栗橋閉館のニュースが夢ではないのか?と期待しつつもTwitterを見る。大量の閉館を惜しむツイートや現実を受け入れられないツイートであふれており、やっぱり閉館は現実なんだなぁと目がさえてしまった。
ストリップは消えゆく文化と聞いたことがある。それをまじまじと見せつけられた気がした。踊り子さんの引退ももちろん寂しいが、なにより劇場がなくなってしまうというのはストリップという文化そのものが消えてしまうことほかならないので、寂しさを通り越して呆然としてしまう。踊り子無くしてストリップ無し、劇場無くして踊り子無しと勝手に考えているので劇場閉館は一大事である。
実は私はライブシアター栗橋にはまだ行ったことがない。我が名古屋圏から近い、まさご座。そして京都のDX東寺と中部地方から外へ外へと遠征を攻めていこうと思っていたからだ。なのにこんな急に閉館してしまうとは。行ったこともない人間が偉そうにつらつらと言えた義理ではないが、とても悲しいことである。
いちストリップのファンとして何かできることがないかと考えても、後の祭りである。劇場に足しげく通ったり、ポラをたくさん撮ったりして劇場にお金を落としたりするのは常日頃からやっておかなければいけない。地元のミニシアターが潰れたときも「劇場が無くなるときに嘆いても仕方がない、なぜ開いているうちに行かなかったのか?」と自問自答した。そう「推しは推せるときに推しておけ」という言葉をこんなにも突きつけられたことはない。いつかでいいやは永遠に来ないのである。
最近、ストリップを見に行く回数が増えた気がする。月に最低でも2回は行っている。ストリップファンからしたらこれでも大分少ない方かもしれないが、給料が少ない私としてはこれでも多い方だ。
私はできればスト活を続けたい。劇場がどんどん減っていき、いつストリップという文化が消えてしまってもおかしくないのであるから、後悔しないように最後までスト活を続けたい思いだ。
ただ、現実問題お金がそれなりにかかるし、それに加えて移動時間やスケジュール的なこともあるので家の近くの行きつけのカレー屋に行く感覚ではなかなか行けない。
でも、金がなんだ!?時間がなんだ!?今まさに消えゆくストリップという文化を目の前にして金や時間を惜しんでいる場合か?ごちゃごちゃ行ってないで行け!と躁状態の自分が言うのだから、半ば人生を変えてくれたストリップには恩返ししなければならないと勝手に思っている。その文化が消えてなくなるまでこの目でしっかりと見届けたいとここに誓う。
踊り子様、劇場様、スト客様各位へ、これからもよろしくお願いします。
ライブシアター栗橋に絶対、絶対に行くからね!!待っててねーマロンちゃん!!
このブログがストリップ文化の語り部となることを祈って。
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